シーカヤックの魅力と種類について

シーカヤックの魅力と種類について

シーカヤックの魅力や楽しみ方は?

シーカヤックとは、パドルを使って水をかくことで海上を移動する小船。1〜2人用のものが多く、自分の意思で行きたい方向へ簡単に進むことができます。海外では、古くから列島を横断して生活するために使われていたので、荷物を積み込んで海上を旅するように移動することも朝飯前。とくに大小さまざまな島が近距離に点在する瀬戸内では、島間をシーカヤックで漕ぎ巡って旅するアイランドホッピングも楽しめるでしょう。美しい入り江に寄り道したり、ワイルドな断崖絶壁に沿ってツーリングしたりと遊び方は尽きません。

シーカヤックを楽しむためには特別な資格は必要ないので、誰でも今日から始められます。

シーカヤックの種類とその特徴

シーカヤックの種類は、大きく分けて「シットオンタイプ」と「シットインタイプ(クローズドデッキタイプ)」の2種類に分類されます。前者は、乗船者がそのままカヤックに腰をおろすタイプで、気軽に乗り降りできるのが特徴。船体の幅が広く、安定感もあるため初心者向きです。後者は乗船者の腰周りから下がすっぽりと船体に覆われるタイプ。船との一体感が増す分、操作性にも優れ、また船体が細長いため直進安定性にも優れます。操船にはコツと技術が伴うので、初心者よりは経験者向き。ラダー(舵)が備え付けられているものもあり、シーカヤックで長距離をツーリングしてみたいと考えている人にもぴったりです。

パドルに使われる材質と形状の種類、その特徴

パドルを使って水をかいた推進力で進むシーカヤックにおいて、パドルは操作性にかかわる重要な道具。中でも直接水をかくブレード部分の素材は、漕ぎ味も変わってくるので何を選ぶかは重要です。シーカヤック用のブレードの素材は、「カーボン」「グラスファイバー」「プラスチック」「アルミ」の4種類に分類されます。

素材の重さは、カーボンが最も軽く、グラスファイバー、プラスチック、アルミと続きます。値段はその逆になります。

高い推進力を発揮するカーボンは、長距離の移動をともなうツーリングを計画している時や腕力がない人にもおすすめの素材。グラスファーバーは、カーボンほどの推進力はありませんが、多少ラフに使っても壊れない耐久性に優れています。プラスチックとアルミは、安価でそれなりの耐久性もありますが、相対的に重量がかさむというデメリットもあります。

素材の次に注目したいのが、ブレードの形状。ブレードの面積が大きければ、多くの水をかけるので推進力が上がりますが、パドリング時に腕にかかる負担も増えます。進んだり止まったりを繰り返すツアーでは、面積が大きいものを。長距離のツーリングであれば、小さいものや細長いブレードを備えたタイプを選ぶとよいでしょう。

漕ぎ味にこだわるのなら、シャフト(棒状の部分)の形状にも注目したいところ。シャフトの形状は、「ストレートシャフト」と「ベントシャフト」の2種類に分類されます。ブレードに近づくにつれ湾曲するベントシャフトは、パドリングの負担を軽減してくれるだけでなく手首のグリップもつきやすいため、操作性も優れています。長時間のツーリングを予定しているのなら、ベントシャフトを選びましょう。

機動力のあるシーカヤックで遊び回ろう!操船する楽しみを味わおう!

シーカヤックの魅力はなんといっても、機動力と操作性の高さ。自分の好きなところに好きなようにいける喜びをぜひ味わってみてください。

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