SUPの魅力や楽しみ方は?
SUPとは、浮力のあるボードの上に立ち、パドルを漕ぎながら水面を移動するスポーツ。まるで水の上を歩いているような感覚で誰でも気軽に始められるのが魅力です。座った姿勢のカヤックに比べると、立った姿勢で楽しむSUPは視界が広いため、見える景色もワイド。
慣れてくれば、ボードの上に寝転んで空を眺めたり、ヨガをしたりと姿勢を変えて遊べる面白さにハマるはず。自身のレベルが上がれば自由度も増すので、パドリング技術を磨くのもおすすめです。
水上で遊ぶにとどまらず、時にはSUPボードから飛び込んで水遊びを楽しんだり、無人島に上陸して冒険家の気分を味わったりと趣向を変えてみると楽しみの幅が広がるでしょう。
組み合わせ次第で、無限の遊び方ができるSUPは資格も必要ないので、今すぐに始められるスポーツです。
SUPボードの種類とその特徴
SUPボードの種類は、大きく分けて「インフレータブルボード」と「ハードボード」の2種類に分類されます。前者は、空気を入れて膨らませるタイプで、軽くて浮力が高いのが特徴。後者は硬化プラスチックでできた堅いタイプで剛性が高く力強く漕げるのが特徴です。
さらにSUPボードの形状によって「オールラウンドタイプ」「ウェーブタイプ」「レースタイプ」「フィッシングタイプ」「ヨガマットボードタイプ」の5種類に分類されます。
初心者のうちは、ボードの幅や形の種類が豊富な「オールラウンドタイプ」が汎用性が高くておすすめです。波乗りに特化した「ウェーブタイプ」はサーフィンが好きな人が使います。決められた距離をいかに早く漕ぎきるかを競うなら、細身で水の抵抗を受けにくい「レースタイプ」を選択。SUPレースに出場してみたい方はチェックする必要があるでしょう。
ほかにも、釣りに特化した「フィッシングタイプ」、ヨガ専用の「ヨガマットボードタイプ」があります。購入を検討されている人は、やりたいことが明確になるまではレンタルを使うのが失敗しないコツ。自分の専門性が高くなっててから購入することをオススメします。
パドルに使われる材質と形状の種類、その特徴
SUPの漕ぎ味がガラリと変わるブレード(水をかく部分)の素材は、「カーボン」「グラスファイバー」「アルミ」の3種類に分類されます。
素材の重さは、カーボンが最も軽く、次にグラスファイバー、最後にアルミの順です。値段はその逆になります。
腕力がなくても長距離を漕ぎたいのであれば、カーボン。多少、パドルがぶつかっても壊れないような頑丈さを求め、ラフに使いたいのであればアルミ、といったように目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
素材の次に注目したいのが、ブレードの形状。海で遊ぶSUPにおいては、ブレードの形が細長ければレース向きで、幅が広ければサーフィン向きです。
忘れてはならないのが、シャフト(棒状の部分)の長さ。自分が使う時の目安は、身長よりもパドルが20cmほど長いとグッドです。
自分だけしか使わないのであれば、パドルの長さが固定されているワンピースタイプが便利。でも、始めたうちは適した長さがわからないこともあると思うので、長さを2段階に調整できるツーピースタイプがオススメです。また3段階に調整できるスリーピースタイプもあるので、想定するシチュエーションに応じて用意するといいでしょう。
初心者でも簡単に楽しめるSUPで瀬戸内の絶景を楽しもう!
年齢・性別問わずに体験できるSUPで、気軽に水上散歩を満喫しましょう。自分に合ったSUPボードとパドルを使えば、快適に楽しめること間違いなし!